【山梨・甲府】武田信玄が愛した「甲府五山」東光寺へ!奇跡の仏殿と戦国武将の哀哀たる歴史を巡る旅
山梨県甲府市にある法蓋山 東光寺へ参拝し、御朱印をいただいてきました。
参拝日:【2026年5月12日】
この記事では、東光寺の御朱印、御朱印の受付時間、志納料、アクセス、境内の見どころ、実際に参拝したときの混雑状況を紹介します。
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基本情報「
法蓋山 東光寺(ほうがいさんとうこうじ)」
所在地:山梨県甲府市東光寺3-7-37
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR身延線「善光寺駅」から徒歩約15分
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参拝情報拝観時間:9:00〜17:00
定休日:無休
拝観料:庭園拝観料 300円(中学生以下は無料)
・管理人の参拝状況参拝した時間帯:平日の15:30頃
境内の混雑状況:すいていました
御朱印の待ち時間:約5分
滞在時間:境内の散策などを含め20分くらい
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御朱印の種類と志納料御朱印の種類:薬師如来の1種類のみ
志納料:300円
受付場所:本堂隣の寺務所にてご対応いただけます。
受付時間:9:00〜16:00
※御朱印の受付時間や志納料は変更される場合があります。
参拝前に公式サイトや現地案内で最新情報をご確認ください。
山梨県甲府市にある臨済宗妙心寺派の古刹「東光寺」。
有名な「甲斐善光寺」から西へ徒歩10分ほどの場所に静かに佇むこのお寺は、実は武田信玄公や戦国時代のドラマが色濃く残る、歴史ファン必見のスポットなんです。
織田信長の焼き討ちや大空襲をくぐり抜けた「奇跡の仏殿」や、息をのむほど美しい日本庭園など、見どころ満載の東光寺の魅力を写真とともにレポートします!
今回いただいた 東光寺の御朱印
御朱印はこの1種類のみ直書きでいただいたご本尊・薬師如来の御朱印です。
まずはここから!歴史の重みを感じる東光寺の「山門」駐車場から境内の入り口を進むと見えてくるのが、堂々とした佇まいの山門。
この山門は、今から約200年前の江戸時代に建てられた四脚門(しきゃくもん)です。
建築的な見どころは、屋根のトップにある箱棟(はこむね)に刻まれた「武田菱」。
甲府五山の一つとして武田氏と深い関わりを持ってきた歴史を今に伝えています。
門に掲げられた「灋蓋山(ほうがいさん)」の扁額や、中央に安置されたお地蔵様など、細部まで見応えたっぷり。
ここをくぐり、静かな参道を通って奥の境内へと進んでいきます。
境内をさらに奥へ。歴史を繋ぐ「中門」と鐘楼の美しい景観山門をくぐり、静かな参道を少し進むと見えてくるのがこの「中門」です。
門のすぐ左奥には立派な鐘楼がそびえ立っていて、この2つが並ぶ姿はとっても絵になります!
ここから先はいよいよ、国指定重要文化財の仏殿がある東光寺の核心部。
一歩足を踏み入れると、空気がピシッと変わるような心地よい緊張感が味わえますよ。
中門で見つけた!ほっこり癒やされる可愛い「水鉢」中門の真ん中にちょこんと置かれていたのが、こちらの小さな「水鉢」です。
ピンクや黄色のお花が浮かべられていて、それだけでも可愛いのですが、よく見ると小さな兜(かぶと)と鯉のぼりの飾りが!
季節感たっぷりの演出に思わずほっこりしてしまいました。
鉢の上には仲良く並ぶ可愛らしい石像も佇んでいて、お寺の優しさとこだわりがギュッと詰まった、隠れたフォトスポットです。
中門のすぐ隣に!歴史が刻まれた重厚な「鐘楼」中門をくぐると、すぐ左手に見えてくるのがこの立派な「鐘楼」です。
永い年月を経て深く色づいた木の柱と、青々としたもみじのコントラストが本当に綺麗で、どこから切り取っても絵になります。
鐘(梵鐘)の形もとても美しく、この静かな境内にどんな除夜の鐘が響き渡るんだろう…と、想像するだけで風情を感じてしまいました。
周囲の豊かな自然にそっと溶け込むような、とっても素敵な景観でした。
まるで別世界への入り口!仏殿へと誘う美しい「竹のトンネル」境内の奥へ進むと、パッと目を引く見事な「竹のトンネル」が現れました!
細くしなやかな竹が幾重にも美しいアーチを描いていて、まるで異世界へ繋がる秘密の通路のよう。
トンネルの中に一歩足を踏み入れると、隙間から差し込む木漏れ日がとても幻想的で、どこか神秘的な雰囲気が漂っています。
そして、この竹のアーチの先に見えてくるのが、国の重要文化財に指定されている「仏殿」です。
お寺の素敵なセンスと、歴史ある建物が融合した、とっておきのフォトジェニックな空間でした!
戦火を免れた室町期の遺構。禅宗様の美が凝縮された「国指定重要文化財・仏殿」竹のアーチに導かれた先にある「東光寺仏殿」は、大永年間(1521〜1528年)の建立と推定される、山梨県内でも屈指の貴重な室町時代建築です。
建築様式は、当時の最先端だった中国由来の「禅宗様(唐様)」が取り入れられています。
緩やかな曲線を描く入母屋造の屋根(現在は桧皮葺)や、細い横木を並べた美しい桟唐戸(さんからど)、繊細な組物など、細部まで中世の贅を尽くした意匠が見どころです。
織田信長による甲斐侵攻や第二次世界大戦の戦火から奇跡的に焼け残った、まさに甲府の歴史の生き証人とも言える名建築。
お堂の前にある古い石灯籠とともに、風格ある佇まいを見せています。
東光寺仏殿、「2度の奇跡」天正10年(1582年)、織田信長による甲州征伐の兵火で諸堂が焼き払われた際、なぜかこの仏殿だけが焼け残りました。
昭和20年(1945年)の甲府大空襲でも本堂などが全焼する中、またしてもこの仏殿だけが奇跡的に焼け残ったのです。
仏殿の中の柱には、織田軍が乱入した際についたとされる「刀傷」が今もリアルに残っており、当時の戦火の凄まじさを目の当たりにすることができます。
昭和に蘇った名刹の象徴。武田菱の意匠が光る現代の本堂建築仏殿のすぐ近くに構えるのが、こちらの大きな「本堂」です!
白を基調としたとても綺麗で現代的な建物ですが、屋根の形や窓のデザインにはお寺ならではの伝統美がたっぷり。
一番の注目ポイントは、正面の真ん中にある大きな「花頭窓(かとうまど)」のような意匠!
よく見るとここにも武田家の「武田菱」がデザインされていて、見つけた時はちょっと嬉しくなりました。
階段の手前には綺麗に手入れされた緑や鉢植えが並び、モダンでありながら境内全体の豊かな自然や歴史にすっと溶け込んでいる、素敵なお堂です。
東光寺の歴史、平安から鎌倉、そして戦国へ東光寺の歴史はとても古く、その始まりは平安時代にまで遡ります。
もともとは甲斐武田氏の始祖である新羅三郎義光が保安2年(1121年)に建立(または再興)した密教寺院「興国院」という名のお寺でした。
その後、鎌倉時代に鎌倉・建長寺を開いた中国の名僧・蘭渓道隆(大覚禅師)によって禅宗寺院として再興され、「東光寺」へと改められました。
やがて戦国時代を迎えると、武田信玄公が甲府の城下町を守るために定めた5つの重要な禅寺「甲府五山」の一つとして、手厚い保護を受けるようになります。
信玄公の苦悩が刻まれた「戦国武将とのかかわり」東光寺を語る上で外せないのが、武田家を揺るがした哀しい歴史のエピソードです。
境内には、戦国時代の荒波に飲まれた2人の武将の墓所があります。
・諏訪頼重の自刃信玄公が信濃の諏訪地方へ侵攻した際、捕らえられた諏訪の領主・諏訪頼重(信玄公の側室・諏訪姫の父親)がこの東光寺に幽閉され、最期は自刃を遂げました。
・長男・武田義信の幽閉と悲劇さらに悲劇は続きます。
信玄公の嫡男(長男)である武田義信は、父の駿河(今川領)侵攻の方針に反対したため謀反の疑いをかけられ、この東光寺に監禁されてしまいました。
そして、若くしてこの世を去ることになります。
本堂の裏手には、今もこの2人のお墓がひっそりと並んで建てられており、武田家が辿った厳しい宿命を今に伝えています。
見上げる大迫力!パワーをもらえる東光寺の「御神木」仏殿のすぐ近くで、ひときわ天高くそびえ立っている大きな木を見つけました!
幹にしめ縄が優しく結ばれた、お寺の「ご神木」と思われる大変立派なスギの木です。
下から見上げると、青空に向かってまっすぐ伸びる力強い枝葉に圧倒されてしまいます。
木の足元にはたくさんの古い石仏が静かに並んでいて、この場所だけさらに特別な空気が流れているかのよう。
旅の途中にそっと手を合わせて、たくさんのエネルギーをもらえる癒やしのパワースポットでした。
旅の締めくくりは、名僧が手がけた「山梨県指定名勝の庭園」へ仏殿を参拝した後は、本堂の裏手にある名勝・東光寺庭園へ(拝観料300円)。
中興の祖である蘭渓道隆が作ったと伝わる「池泉鑑賞式庭園」で、山の傾斜を巧みに利用したダイナミックな石組が見事です。
池には美しい錦鯉が泳ぎ、5月頃には瑞々しいアヤメの花が咲き誇ります。
戦国の激動の歴史に思いを馳せたあと、この静寂な庭園を眺めていると、まるでタイムスリップしたかのような贅沢なひとときを過ごせますよ。
💡東光寺からのおすすめ御朱印巡りルート東光寺の周辺には、あわせて参拝しやすい御朱印スポットもあります。
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甲斐善光寺の御朱印(徒歩約10分)
・
圓光院の御朱印(車で約8分)
・
武田神社の御朱印(車で約10分)
・
山梨県護国神社の御朱印(車で約10分)
同じエリアで御朱印巡りをする場合は、ぜひチェックしてみてください。
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参拝後記境内を歩くと、甲府の地に息づく武田氏の歴史、禅寺としての格式、そして幾度の災禍を越えて残された文化財の重みを感じることができます。
東光寺は、甲府の寺社巡りや歴史散策の中でも、ぜひ立ち寄りたい一寺です。