東京都青梅市にある塩船観音寺へ参拝し、御朱印の受付時間・授与場所・御朱印代、駐車場や混雑状況を現地で確認してきました。
参拝日:【2026年5月15日】
塩船観音寺では、本堂前の札場・御守所または本坊寺務所で御朱印をいただけます。
御朱印受付時間は8:30〜16:00です。
通常御朱印のほか、意匠朱印や期間限定御朱印もあり、駐車場は通常期無料で利用できます。
🖌️ 塩船観音寺の御朱印|受付時間・御朱印代・授与場所
御朱印の種類
・通常御朱印:御本尊千手観音/開山八百比丘尼/塩船平和観音
御朱印代:直書き 500円 書置き 300円
・意匠朱印(書置きのみ):つつじ柄御本尊/二十八部衆“雷神”/二十八部衆”風神”
御朱印代:500円
・期間限定の御朱印
花すかし御朱印や切り絵御朱印が頒布されます。
御朱印代:500円~1500円
受付場所:本堂前の札場・御守所と、護摩堂の脇にある寺務所(本坊寺務所)の2ヶ所
受付時間:8:30〜16:00
※御朱印代は、お寺では「志納料」や「納経料」と案内されることもあります。
📕 管理人がいただいた御朱印

通常御朱印「御本尊千手観音」
こちらは直書きでいただきました。

切り絵御朱印「つつじと観音さま」
素敵なデザインで、とても気に入ってます。
志納料は1000円でした。
📋 塩船観音寺の基本情報
『塩船観音寺(しおふねかんのんじ)
公式HP』
正式名称:大悲山 観音寺(だいひざんかんのんじ)
所在地:東京都青梅市塩船194
🅿️ 塩船観音寺の駐車場情報
駐車場:約200台あります。
通常期は無料ですが、元旦祭やつつじまつり期間は有料となります。
・元旦祭(1月1日〜3日):600円
・つつじまつり期間(4月中旬~5月上旬):700円
🗺️ 交通アクセス
🚃 電車でのアクセス
・JR青梅線「河辺駅」北口から徒歩約35分〜40分
河辺駅の北口を出て、ほぼ直線的に北へ向かう「観音通り」を進むルートがわかりやすく一般的です。
🚌 バスでのアクセス
・JR青梅線「河辺駅」北口から、西東京バスまたは都営バスに乗車、「塩船観音入口」バス停下車、徒歩約10分
🚗 車でのアクセス
・圏央道「青梅IC」から約10分
📝 塩船観音寺の参拝情報
境内・山門:8:00~16:30(年中無休)
早朝や夕方遅くは入れませんのでご注意ください。
信徒会館「普門閣」(売店・休憩処):9:00~16:00
拝観料(入場料)
・通常期:無料
・つつじまつり期間(4月中旬~5月上旬):大人 300円/小人 100円
※本堂のさらに奥へ入る場合、別途100円の拝観料が必要になる場合があります。
👣 管理人の参拝状況
参拝した時間帯:平日の午前中(9:20~)
境内の混雑状況:ご夫婦の参拝者が一組いました。
御朱印の待ち時間:約3分
滞在時間:約60分
🚨【混雑回避】つつじまつりの混雑状況とおすすめの時間帯
毎年多くの人で賑わう塩船観音寺のつつじまつり。
せっかく行くなら、大混雑に巻き込まれずに美しい絶景を堪能したいですよね。
現地での混雑のピークや、スムーズに楽しむための攻略法をご紹介します。
一番混雑するピークはいつ?
・GW期間中の「土日祝日」
特に11:00〜14:00頃の昼前後が人出のピークとなります。
この時間帯は駐車場が満車になりやすく、周辺道路やバスも混み合います。
・5月3日の例大祭(火渡り荒行)
この日は1年で最も境内が混雑します。
修験者による大迫力の「火渡り」を一目見ようと、全国から見物客が集まります。
[
塩船観音寺つつじまつり混雑対策を見る]
⚠️ 混雑を避けるための「3つの攻略法」
1. 朝イチ(8:00〜9:30)を狙う
お寺の開門時間である朝8:00〜9:30頃の到着を目指すのがベストです。
この時間なら臨時駐車場もスムーズに駐車しやすく、朝の澄んだ空気の中で静かにつつじを撮影・散策できます。
2. 平日に予定を合わせる
可能であれば、GW期間中の祝日ではなく平日の来山がおすすめです。
休日ほどの混雑はなく、すり鉢状のつつじ園を自分のペースでゆったりと回ることができます。
3. 最も混雑する「5月3日」は交通機関に注意する
5月3日の火渡り荒行を見に行く場合は、周辺道路が渋滞するため公共交通機関(電車+バス)の利用が安心です。
この期間は、JR青梅線「河辺駅」から西東京バスの臨時直通便が運行されるため、車よりもスムーズにアクセスできます。
💡 散策時のアドバイス
つつじ園はすり鉢状の斜面になっており、山頂の平和観音まで坂道や階段を上り下りします。
混雑時は立ち止まるのも大変なため、履き慣れたスニーカーや歩きやすい服装でのお出かけが必須です。
🚶 管理人の参拝記
ここからは、管理人が実際に参拝した際の境内の様子や見どころを、写真とともに紹介します。
御朱印をいただくまでの流れや、実際に歩いて感じた雰囲気もあわせてレポートします。

国指定重要文化財「仁王門」がお出迎え
塩船観音寺の境内に一歩足を踏み入れると、まず目を奪われるのがこの堂々たる「仁王門」です。
室町時代後期に建立されたと言われる貴重な木造建築で、歴史の重みを感じさせる美しい茅葺の切妻屋根が印象的。
この門をくぐった先にはどんな景色が広がっているのだろうと、これから始まる境内散策への期待がいっそう膨らみます。

門を護る東京都指定有形文化財「仁王像」
仁王門の左右に佇み、境内を護り続けているのがこの「金剛力士立像(仁王像)」です。
室町時代に作られたとされる歴史ある木造の像で、東京都の有形文化財にも指定されています。
格子越しでもはっきりと伝わる筋骨隆々とした肉体美と、迫力満点の険しい表情。
長年の風雨に耐えてきた木肌の質感からは、言葉にできない重厚な生命力が溢れ出ています。

国指定重要文化財「阿弥陀堂」
仁王門をくぐり、参道を進んだ先に見えてくるのが国指定重要文化財の「阿弥陀堂」です。
室町時代末期に建立されたとされるこのお堂は、周囲に回縁(まわりえん)がなく、天井を張らずに屋根裏の構造をむき出しにした非常に簡素で素朴な造りが特徴。
元々は茅葺きでしたが、現在は銅板葺きに修復されており、青々とした木々の緑に古色を帯びた木造建築が美しく映えています。

東京都指定天然記念物「塩船観音の大スギ」
阿弥陀堂から観音堂へと続く参道の両側には、一対の巨大な杉の木がそびえ立っています。
これらは「塩船観音の大スギ」として東京都の天然記念物に指定されており、推定樹齢はなんと約900年!
仲良く並んで立つ姿から「夫婦杉」とも呼ばれています。
写真の杉は、幹の周囲が約7メートル、高さは約40メートル近くあり、見上げるだけでその圧倒的なスケールと長い歳月を生き抜いてきた生命力に魂が揺さぶられます。

自然石が味わい深い趣ある「手水舎」
大杉のすぐ近く、本堂へ向かう参道の途中に佇むのがこの手水舎(水屋)です。
周囲を囲む杉の木立や石垣と見事に調和した、素朴ながらも端正な木造りの屋根が特徴的。
中央に据えられた大きな自然石の水盤には清らかな水がたたえられており、注連縄と紙垂が神聖な雰囲気をいっそう引き立てています。
ここで手を清めると、いよいよ本堂が近づいてきたという心地よい緊張感が広がります。

青梅市指定有形文化財「薬師堂」
観音堂へ向かう参道の途中にひっそりと佇むのが、青梅市の有形文化財に指定されている「薬師堂」です。
建築年代は不明ですが、天井を張らずに屋根裏の下地をそのまま見せる素朴で簡素な造りが特徴的。
堂内には、塩船観音寺に遺る仏像の中で最も古い、平安時代後期(11世紀後半)作と伝わる薬師如来立像(市指定文化財)が安置されています。
歴史の息吹を肌で感じられる、境内の隠れた必見スポットです。

国指定重要文化財「観音堂(本堂)」に宿る歴史の重み
塩船観音寺の「観音堂」は、室町時代後期に建立された国指定重要文化財です。
独特な曲線を描く美しい茅葺き屋根は、年月を経て瑞々しい苔を纏い、古刹ならではの厳かな風格を放っています。
お堂の正面には「圓通閣」の扁額が掲げられており、堂内には御本尊である十一面千手千眼観自在菩薩(国指定重要文化財)をはじめ、二十八部衆像などが安置されています。
一歩近づくだけで、何世紀にもわたり人々が捧げてきた祈りの気配が満ちているのを感じます。

国指定重要文化財「鐘楼」
本堂の近くに佇むこの「鐘楼」も、仁王門や観音堂と並ぶ室町時代後期の国指定重要文化財です。
どっしりとした茅葺きの切妻屋根を支える柱には、風格漂う朱塗りの跡が残されています。
特に注目したいのが、梁の間にある「蟇股(かえるまた)」と呼ばれる装飾部分。
緑や白の鮮やかな極彩色が施されており、当時の華やかな建築意匠を今に伝える貴重な見どころです。

お寺を護る「七社権現社」と「児玉稲荷社」
塩船観音寺の鎮守(山王)として古くから信仰を集める社です。
向かって左側の「七社権現社」は、平安時代の貞観年間(859〜877年)に比叡山の僧・安然(あんねん)僧正が寺門の守護のために勧請したと伝わる由緒ある社。
そして右側には、江戸時代建立と推定される「児玉稲荷社」が隣接しています。
お寺の境内にありながら日本の神々が静かに祀られており、古来の「神仏習合」の文化を色濃く感じさせる神秘的な空間です。

幸せを呼び込む開運スポット「招福の鐘」
平和観音像へと向かう坂道の途中にある「招福の鐘」です。
こちらは奉納料(100円)を納めることで、参拝者なら誰でも実際に鐘を撞くことができます。
美しい朱色の階段を上り、周囲の山々に響き渡る重厚な音を響かせると、諸々の災厄や病気などの悩みが消滅し、幸福がもたらされると言われています。
新緑の静寂の中に響く「ゴーン」という美しい余韻は、旅の素晴らしい思い出になること間違いなしです。

開創1300年を記念して建立された「塩船平和観音立像」
すり鉢状になったつつじ園の尾根の頂点、最も高い場所に佇むのが「塩船平和観音立像」です。
開創1300年という偉大な節目を記念して造られたこの大観音像は、高さが11.5メートル(台座を含めると約13メートル)近くあり、近くで見上げると言葉を失うほどの圧倒的なスケール感。
大空を背に、右手を掲げて穏やかな眼差しで境内を見守る姿には、世界平和への願いと訪れる人々を包み込むような深い慈悲の心が溢れています。

平和観音の足元から見下ろす、2万株が織りなす大パノラマ
観音様の足元からの景色は、お寺を訪れたら絶対に外せない一番の展望スポット。
今は清々しい「青つつじ」の美しい緑が一面に広がっていますが、4月中旬から5月上旬の「塩船観音つつじまつり」の時期になると、この斜面全体が約2万株のつつじで赤やピンク、白へと鮮やかに染め上げられます。
どの季節に訪れても圧倒されるダイナミックな景観は、写真映え間違いなし。
心地よい風を感じながら、いつまでも眺めていたくなる開放感抜群の場所です。
同じ都内でつつじの名所として知られる神社では、文京区の
根津神社も人気があります。
塩船観音寺とはまた違った雰囲気でつつじを楽しめるので、春の御朱印巡りとあわせて訪れてみるのもおすすめです。

水面に映るもう一つの世界、神秘的な「観音池」
つつじ園の散策路を歩き、すり鉢の底へと降りてくると現れるのがこの美しい池です。
ここから丘の上を見上げると、一面のつつじの斜面の向こうに観音様がそびえ立つダイナミックな景色が楽しめますが、注目は足元の池。
水面を覗き込むと、美しい「逆さ観音」がくっきりと現れます。
元気に泳ぐ赤い金魚たちを眺めながら、ベンチに腰掛けてひと休みするのもおすすめの過ごし方です。

厄除けの幟がはためく「護摩堂」と美しい「寺務所」
塩船観音寺の祈りの中心地の一つである「護摩堂」。
周囲の緑に「厄除祈願」の幟が力強く映え、身が引き締まるような清々しい空気が漂っています。
隣には御朱印などをいただける寺務所があり、参拝に訪れた多くの人々を優しく迎え入れています。

厄難を払い去る「不動明王立像」
護摩堂と寺務所の手前に祀られているのが、ブロンズ製の「不動明王立像」です。
不動明王は、大日如来の化身として恐ろしい怒りの表情(憤怒相)を浮かべ、人々を正しい道へと導く仏様。
右手の剣で人間の煩悩を断ち切り、左手の羂索(縄)で悪を縛り上げて救い上げると言われています。
背後にメラメラと燃え盛る迦楼羅炎(かるらえん)の造形も見事で、護摩堂での祈祷を前に、参拝者の邪気をすべて払い清めてくれるかのような強い存在感を放っています。

美しい青不動様が迎える「交通安全祈願堂」
すっきりとした木造りのお堂の奥には、紫色のお幕と美しい供花に彩られた不動明王様がいらっしゃいます。
こちらの不動明王様は、コンパクトながらも躍動感溢れる色彩が非常に印象的。
ドライブやツーリング、旅行が好きな方はぜひ立ち寄って、これからの安全運転をお祈りしていきましょう。
📜 塩船観音寺の創建と歴史
塩船観音寺は、春になると2万本のツツジがすり鉢状の境内を染め上げる「花の寺」として有名ですが、実は1300年以上の歴史を誇る関東屈指の古刹であることをご存知でしょうか?
今回は、ただ美しいだけではない、塩船観音寺に眠る「開山伝説」や「歴史に名を残した武将たちとの深い結びつき」など、歴史ロマンあふれるエピソードをご紹介します。
始まりは「人魚の肉」を食べた尼僧?!ミステリアスな創建伝説
塩船観音寺の創建は、大化の改新で知られる大化年間(645〜650年)にまで遡ります。
お寺の歴史を記した『寺史』によると、開祖となったのはなんと伝説の尼僧「八百比丘尼(やおびくに)」です。
八百比丘尼の伝説とは?
若狭の国(現在の福井県)で、知らずに「人魚の肉」を食べてしまい、不老長寿の身体になったとされる女性です。
若く美しい姿のまま800歳まで生きたと伝えられる彼女が、関東を巡礼していた際、「こここそが諸仏の鎮護する霊地である」と感得し、一寸八分(約5.5cm)の紫金の観音像を安置したのが始まりとされています。
不老長寿の伝説を持つ尼僧が開いたお寺だからこそ、今でも健康長寿や厄除けの信仰が深く息づいているのですね。
名付けたのは名僧・行基。「塩船」の由来
「海がない青梅市なのに、なぜ『船』?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
奈良時代(天平年間)、聖武天皇の命で東大寺の大仏建立などにも尽力した高僧・行基がこの地を訪れました。
行基は、周囲を小高い丘に囲まれたすり鉢状の地形が「船の形」に似ていることに気づきます。
そこで、仏が人々を苦しみから救って悟りの彼岸(向こう岸)へと送り届けるという仏教用語「弘誓の舟」になぞらえて、この地を『塩船』と名付けたと伝えられています。
🏹 源平合戦の英雄から平将門の末裔まで!
武将たちに愛されたお寺
塩船観音寺は、その霊験あらたかさから、中世の動乱期を生き抜いた多くの武将たちの帰依を受けてきました。
・鎮西八郎も驚嘆した不屈の武士「金子十郎家忠」
鎌倉時代、武蔵国を拠点にした武士団「武蔵七党」のひとり、金子十郎家忠は、塩船観音寺を深く信仰していました。
家忠は保元の乱や平治の乱、さらには源平合戦で大活躍した、まさに「伝説のモノノフ」です。
現在、国の重要文化財に指定されている本尊「木造十一面千手観音立像」は、この金子家忠の帰依によって、鎌倉時代の名仏師「快慶」の弟子たち(定快など)によって造られたことが分かっています。
・平将門の末裔を称した豪族「三田氏」と室町時代の面影
室町時代末期、青梅地方を中心に強大な勢力を誇ったのが、平将門の末裔と称する豪族「三田氏(三田氏宗・政定ら)」です。
三田氏は塩船観音寺を氏寺のように大切にし、彼らの莫大な寄進によって、現在も残る「本堂(観音堂)」「阿弥陀堂」「仁王門」の建て替えが行われました。
この三田氏が寄進した時期に、像の体内から金子家忠の息子・金王丸の遺品が見つかるという、武将たちの歴史的繋がりを物語るドラマチックな記録も残っています。
塩船観音寺の御朱印・駐車場に関するよくある質問
塩船観音寺の御朱印受付時間は?
御朱印の受付時間は8:30〜16:00です。
塩船観音寺に駐車場はありますか?
境内周辺に約200台分の駐車場があります。通常期は無料ですが、元日祭やつつじまつり期間は有料になります。
つつじまつり期間は混雑しますか?
GW期間中の土日祝日や5月3日の例大祭は特に混雑しやすいです。
朝早い時間帯の参拝がおすすめです。
⛩️ 参拝後記
仁王門をくぐった瞬間から、まるでタイムスリップしたかのような情緒に溢れていた塩船観音寺。
実際に鐘を撞ける「招福の鐘」や、水面に美しい逆さ観音を映し出す「観音池」、そして大パノラマを見下ろせる平和観音像など、境内には五感で楽しめる見どころがぎゅっと詰まっていました。
車で訪れる方にも安心な「交通安全祈願堂」もあり、ドライブの目的地としても本当におすすめです!
日常の忙しさを少しだけ忘れてリフレッシュしたい週末に、ぜひ足を運んでみてくださいね。