菅田天神社の御朱印|いただけない?受付場所・初穂料・国宝楯無鎧を現地レポ【山梨県甲州市】

菅田天神社の御朱印はいただけない?社務所の場所や初穂料、手水舎・狛犬など境内の見どころを実体験レビュー!


菅田天神社 (かんだてんじんじゃ)で御朱印をいただきました。

御朱印巡りをしている方なら、一度は「拝受のハードルが高い神社」の噂を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

今回ご紹介する山梨県の菅田天神社も、まさにその一つ。
「神職の方が不在がちで御朱印がいただけないことが多い」と言われている神社です。

どきどきしながら静まり返る社務所のインターフォンを鳴らしたところ、なんと運よく女性の方がいらっしゃり、念願の書き置き御朱印を拝受することができました!

諦めずに足を運んで本当によかった、そんな感謝でいっぱいの参拝の様子を詳しく振り返ります。

菅田天神社の鳥居
📋 基本情報
[菅田天神社]
所在地:山梨県甲州市塩山上於曽1054
駐車場:無料駐車場あり
アクセス:JR中央本線「塩山駅」南口から徒歩約10分

📝 参拝情報
24時間参拝可能
拝観料:無料

🖌️ 御朱印の種類と初穂料
・通常御朱印
初穂料:300円
神職が常駐していない時間帯が多く、タイミングによっては「御朱印は受付していない」と言われるケースもあるそうです。
運よく宮司様がいらっしゃる場合は、御朱印帳への直書き対応をしていただけることもあります。
初詣期間などの繁忙期には、書き置き(紙の御朱印)が用意されている場合があります。

・特別な限定御朱印
武田氏ゆかりの国宝「楯無鎧(たてなしのよろい)」が一般公開される日(例年秋など)には、山梨県甲州市観光協会公式X などでも告知される特別な限定御朱印が授与されます。
初穂料:500円〜1,000円前後

受付時間:不定
受付場所:神門に向かって左側の社務所にてご対応いただけます。


菅田天神社の御朱印
📕 今回いただいた御朱印
事前調べで「神職の方がご不在がちで御朱印がいただけないことが多い」と聞いていたのでドキドキでしたが……
運よく女性の方がいらっしゃって、書き置きの御朱印を拝受できましたー!
めちゃくちゃ嬉しいです、神様ありがとうございます😭✨


菅田天神社の手水舎
新緑の木々に囲まれた、歴史を感じる佇まいの手水舎
鳥居をくぐり参道を進むと随神門の手前右側に味わい深い木造の手水舎があります。

柱には「お手水舎」と書かれた案内が掛けられており、周囲を囲む立派な杉の木々と相まって、とても厳かで落ち着いた雰囲気が漂っていました。

水盤に刻まれた「洗心」の文字の通り、静かな境内で冷たい水に触れていると、心がすーっと洗われていくような清々しい気持ちになります。


菅田天神社の神門
🍀 武田信玄もくぐった?甲斐の歴史を感じる格調高き随神門
菅田天神社の境内でひときわ存在感を放っているのが、こちらの見事な朱塗りの随神門です。

菅田天神社といえば、武田家代々の家督の証である国宝「楯無鎧(たてなしのよろい)」が安置されていることで知られる歴史ある古社。

一歩一歩石段を上がりながらこの立派な門を見上げていると、かつての武田信玄公や甲斐の武将たちも同じようにこの場所を訪れ、手を合わせたのだろうかと歴史のロマンに胸が熱くなります。


菅田天神社の新羅宮
🕍 武田家の至宝・国宝「楯無鎧」が眠る、神聖な「新羅宮(しんらぐう)」
随神門をくぐって石段を上った左手に、大きな御神木の後ろにひっそりと佇む白壁の建物が現れます。
これが甲斐源氏・武田氏の祖である「新羅三郎義光(源義光)」公をお祀りする「新羅宮」です。

実はここ、武田家代々の家督の証であり、窮地の際には「御旗・楯無も御照覧あれ」と誓いを立てたという、あの伝説の国宝「楯無鎧」が安置されている収蔵庫なのです。
信玄公のドラマや小説でお馴染みのあの鎧が、今まさに自分の目の前にある建物の中に格納されているなんて、なんだか信じられないくらい大興奮してしまいました。

秋の特別な一般公開日以外は中を見ることはできませんが、菅田天神社を訪れたなら絶対に外せない、歴史的にも非常に重要な見どころスポットです。


菅田天神社の狛犬
💄 よく見るとリップを塗ってる!?口の中が赤い、お茶目な狛犬たち
拝殿へ向かう途中で、とってもチャーミングな狛犬さんたちを発見しました!
なんと、お口の中と歯が綺麗にカラーリングされているんです。

右側の子は「がぉー!」と元気いっぱいに口を開けていて、左側の子はちょっとおすまし顔。
緑色の苔のお洋服を着ているみたいで、赤とお似合いでとってもオシャレ。

一見すると怖そうな顔の狛犬ですが、このお口のおかげで一気に親近感が湧いてしまい、参道歩きがさらに楽しくなる隠れた癒やしスポットでした!


菅田天神社の拝殿
🌈 美しい朱塗りの拝殿でお参り。諦めずに鳴らしたインターホンの先に
こちらが菅田天神社の拝殿です。
どっしりとした佇まいと格調高い朱塗りの社殿は、武田氏ゆかりの古社ならではの威厳に満ちています。

まずは心を落ち着かせて二礼二拍手一礼。
清々しい空気の中で参拝を済ませました。

そして、いよいよ御朱印をいただきに社務所へと向かいます。
社務所は随神門を出てすぐ右側にあります。

静まり返った社務所の様子に、

「今日はご不在かな……」

と半分諦めモードでドキドキしながらインターホンを鳴らしたところ、奥から女性の方が出てきてくださいました!

噂通り普段はご不在のことが多いようですが、この日は本当に運が良かったです。
拝受できた書き置きの御朱印は、一生の宝物になりました。

🏯 歴史と武田氏との深い関わり
平安時代の承和9年(842年)、甲斐国司の藤原伊勢雄(伊太勢雄)が勅命によって創建したと伝えられています。
当初は「神田明神」と呼ばれていましたが、寛弘元年(1004年)に菅原道真公を合祀したことから「菅田天神社」と呼ばれるようになりました。

⚔️ 武田家との絆
甲斐源氏の第5代当主・武田信光が社殿を造営し、武田氏の家宝である「御旗」と「楯無」のうち、「楯無鎧」を同社に安置して守護させました。
甲府の鬼門鎮守として、武田信玄をはじめとする歴代当主から篤く信仰され、武田勝頼が長篠の戦いへ出陣する際や、滅亡直前に息子の信勝を元服させる際にも、この神社に伝わる「楯無の鎧」の前で誓い立てをしたという劇的な逸話が残されています。

☘️ 徳川家康による再興
武田氏滅亡の際、家臣が「楯無鎧」を同社の近隣にある向嶽寺の境内(大杉の下)に埋めて隠しましたが、後に徳川家康が掘り出して再び菅田天神社に納めたと伝わっています。

数々の戦火や滅亡の危機を乗り越え、現代にまで奇跡的に遺されたこの『源氏最古の鎧』は、まさに日本の至宝と呼ぶにふさわしい圧倒的な歴史の重みを放っています。

ご祭神とご利益
菅田天神社には、主に3柱の神様がお祀りされています。

・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)「天神さま」として親しまれる、平安時代の高名な学者・政治家です。

・五ツ瀬命(いつせのみ命 / 彦五瀬命)神武天皇の兄にあたる神様です。

・少彦名命(すくなひこなのみこと)日本神話において、大国主神とともに国造りを行った知恵と医薬の神様です。

お祀りされている神様の神徳や、武田氏の歴史に基づき、以下のようなご利益があるとされています。

・学業成就・合格祈願
学問の神様である菅原道真公のご利益です。
受験生や資格試験に挑む多くの参拝者が訪れます。

・戦勝祈願・心願成就
甲斐源氏や武田信玄公が、代々の家宝「楯無の鎧」の前で出陣の誓いを立てた歴史から、大事な勝負事への必勝祈願や、強い願いを叶える力が宿るとされています。

・健康祈願・病気平癒
医薬・医療の祖神である少彦名命の御神徳により、病気からの回復や日々の健康長寿を授かれます。

・災難除け・厄除け
武田氏が甲府から見て「鬼門(北東)」の方向にあたるこの神社を国の守りとしたことから、厄を払い、災いから身を守るご利益があると信じられています。


菅田天神社の撫で牛
🐮 武田家も仰いだ天神さまの知恵を授かる、菅田天神社の「なで牛」
国宝「楯無の鎧」を守る厳かな空気のなか、穏やかな眼差しで横たわる「なで牛」に出会いました。
自分の体の悪いところを撫でたあと、牛の同じところを撫でると身代わりになってくれるという古くからの信仰。
そっと手を合わせて、日々の健康と心願成就を祈る、静かで心地よいひとときでした。


⛩️ 参拝後記
「御朱印をいただくのが難しい」という噂にドキドキしながら訪れた菅田天神社。
しかし終わってみれば、美しい新緑と朱色の境内、歴史ロマンあふれる新羅宮、そして運よくいらした女性の方のおかげで、最高の参拝旅となりました。

神社仏閣巡りは、まさに一期一会。

「行ってみなければ分からない」からこそ、こうして無事に御朱印を拝受できたときの喜びはひとしおです。

みなさんも山梨・塩山エリアを訪れた際は、ぜひこの特別な空気感を肌で味わいに、足を運んでみてくださいね。
2026.05.26 01:47 | -Goshuindo-
↑ 記事上部へ