白山神社(はくさんじんじゃ)で御朱印をいただきました。
白山神社で御朱印巡り
📋 基本情報
[小石川 白山神社]
所在地:東京都文京区白山5-31-26
駐車場:あり(有料)
アクセス:都営三田線「白山駅」A3出口より徒歩約3分、東京メトロ南北線「本駒込駅」1番出口より徒歩約5分

📝 参拝情報
参拝は24時間可能です。
社務所受付:10:00〜16:00

🖌️ 御朱印の種類と初穂料
・通常御朱印
基本的に書き置き(紙の御朱印)での授与となります。
初穂料(料金): 300円
受付時間:10:00〜16:00
授与場所:境内右側の社務所にてご対応いただけます。
毎週火曜日は社務所がお休みのため、御朱印の授与は行っていません。
・限定御朱印: 毎年6月の「文京あじさいまつり」期間中には、あじさいのスタンプが押された期間限定のデザインが登場することがあります。


「東京であじさいを見るならどこ?」って聞かれたら、私は迷わずここを推しちゃう!
文京あじさいまつりで有名な「白山神社」。
東京都民だけじゃなくても「あじさいの名所といえばここ」と思う方も多いはず。

そんな有名スポットだからこそ、ちょっと違った楽しみ方を――
あじさい以外の白山神社の素敵な見どころをご紹介します。

白山神社の御朱印
「いただいた書置きの御朱印」
「東京十社」の一社なので「元准勅祭十社之内」の朱印が押されています。

白山神社の鳥居
参道に建つ「鳥居」
住宅街の中に、ふっと現れるこの鳥居。
「え、ここ本当に神社あるの?」ってちょっと不安になるくらい、日常に溶け込んでいます。

でも一歩くぐると、空気が少し変わるのが不思議なところ。
さっきまでの生活感ある景色が、急に“参拝モード”に切り替わる感じ。

白山神社 は、こういう“街と神社の距離の近さ”が魅力のひとつ。
観光地っぽさというより、「地元に愛されてる神社」という雰囲気がすごく心地いいんです。

このゆるやかな坂と石段もポイントで、「よし、ちょっとだけ頑張って登ろうかな」って気持ちになる絶妙な距離感(笑)

派手さはないけど、なんだか気になる入口。
こういう場所って、だいたい“いい神社”なんですよね。

白山神社の「注連柱」
石段の上に建つ「注連柱(しめばしら)」
通常、注連柱の間には「注連縄(しめなわ)」が渡されていることが多いですが、白山神社 では少し珍しい造りになっています。

よく見ると、注連縄の代わりに金属製の装飾的なアーチが架けられていて、どこか洋風な雰囲気も感じられるデザイン。
伝統的な神社建築の中に、さりげなく個性が光るポイントです。

こういう“ちょっとした違い”に気づくと、神社巡りがぐっと面白くなりますよね。

白山神社の「手水舎」
🌷 お花が目を引く「手水舎」
手水舎に向かうと、まず目に入ってくるのがこのお花のかわいさ。
思わず「ちょっと待って、先に写真撮らせて…」ってなるやつです(笑)

竹の柵に沿って咲く濃いピンクと白の花が、まるでお花の小道みたいで、手水舎に入る前から気分がふわっと明るくなります。

白山神社 は、こういうさりげない演出が本当に上手。
“映えを狙ってる感じ”じゃないのに、自然と可愛く見えるのがポイント高いんですよね。

手を清める前に、ちょっと癒される。
このワンクッションがあるだけで、参拝の時間がぐっとやさしく感じられます。

白山神社の「狛犬」
👀 狛犬さんの「おめめ」に注目!
ここの狛犬さん、よく見ると目がゴールドに輝いているんです!
ちょっとキリッとしていて、でもどこか愛嬌のあるお顔。
SNS映え間違いなしの隠れ注目ポイントです。

白山神社の「拝殿」
「拝殿」
正面に立つと、その繊細な彫刻と美しい屋根の曲線に思わず見入ってしまいます。

派手すぎないのに、しっかりとした存在感。
この“ちょうどいい品の良さ”が、白山神社 らしさかもしれません。

近づいてみると、木の質感や細かな装飾がとても丁寧で、長い年月を経てきた落ち着きと温かみが伝わってきます。

ここに立っていると、不思議と気持ちがすっと整う感じ。
「ちゃんとお願いごとしようかな」って、自然と思える空気があります。

賑やかな都内にいながら、少しだけ日常から離れられる場所。
そんな時間をくれるのが、この拝殿です。

ご利益は「縁結び」「歯痛平癒(歯痛止め)」など。

御祭神の菊理姫命(ククリヒメノミコト)は、男女の仲を取り持った神話から「くくる(結ぶ)」神様として信仰されています。
江戸時代からは「歯の神様」としての信仰が起こり、現在まで続いています。

📜 ご由緒
天暦2年(948年)、加賀の一宮・白山比咩神社からご神霊が迎えられたのが始まり。

江戸時代には、徳川秀忠公の命令で今の小石川植物園がある場所に移りましたが、その後、5代将軍になる徳川綱吉公の屋敷を建てることになったため、こちらの場所へ。

そんなご縁から綱吉公や母の桂昌院さまに深く愛され、将軍家からも大切にされてきた素敵な神社なんですよ。

明治には准勅祭社にも選ばれた、格式高くも温かな神社です。

こうして長い年月の中で、場所を変えながらも大切に守られてきた白山神社。
今、何気なく歩いているこの境内にも、そんな“人の想いのリレー”が静かに積み重なっているんですね。

💡「准勅祭社」とは?
明治元年(1868年)の東京遷都に際し、新しい都の鎮護と万民の平安を祈願するため東京の守護として明治天皇が勅使を遣わし、幣帛を奉納させた東京近郊の12社のこと。
明治3年(1870年)9月の社格改定までの約2年間という短期間の制度でした。

🦷「歯の神様」ってちょっとシュールじゃない?
白山神社は、「歯痛平癒」という珍しいご利益でも有名。
境内には、役目を終えた歯ブラシを納める「歯ブラシ供養」の場所もあって、なんだかほっこり。
「一生おいしいスイーツが食べられますように…🙏」なんて、食いしん坊な願い事もここなら叶えてくれそう(笑)

白山神社の「孫文の腰掛け石の碑」
歴史オタクじゃなくても震える!「孫文の腰掛け石」
境内の片隅に、ちょっと気になる石碑を発見。
ここには、中国の革命家・孫文さんが座ったと伝わる石があるそうです。

明治43年(1910年)5月中旬、日本に亡命中だった孫文さんが、この場所で、流星群を見ながら親友と語り合っていたとか…。
歴史の教科書に出てくる人物が、こんな静かな場所で夜空を見上げていたと思うと――

ちょっとロマンチックすぎませんか?

賑やかな観光スポットとは違って、こういう“ひっそりした場所”にこそ、ふと心を掴まれるストーリーが残っているのかもしれません。

💡そもそも「孫文」さんってどんな人?
白山神社にゆかりがある孫文さん、実は中国ではとても有名な存在なんです。

簡単にいうと、中国の近代国家の礎をつくった“革命のリーダー”。
清(しん)という王朝を倒して、新しい国の形を目指した人物で、「中国建国の父」とも呼ばれています。

…と聞くと、かなりスケールの大きい人なんですが、そんな偉人がこの場所で夜空を見上げていたと思うと、ちょっと不思議な感じがしますよね。

歴史上の偉人って遠い存在に思えるけど、こういうエピソードを知ると、少しだけ身近に感じられる気がします。

🏔️ 期間限定の「富士山」に登れる?!
私は4月に来ちゃったけど、それでも魅力はたっぷり感じられましたが…、白山神社の最大の見どころはやっぱり6月の「文京あじさいまつり」!

境内から隣接する白山公園にかけて約3,000株のあじさいが咲き誇り、一歩足を踏み入れるだけで、まるで色の世界に包まれるような感覚に。

青や紫、ピンクに白――同じあじさいでも少しずつ表情が違っていて、歩くたびに「次はどんな景色かな?」ってワクワクが止まりません。

しかもこの時期だけ、普段は柵に囲まれて入れない「白山富士(ミニチュアの富士山)」が、特別に開放されるんです。
狭い道を登っていくと、足元から頭の上まであじさい、あじさい、あじさい!
まるであじさいの海に溺れてるみたいな、究極の没入感が味わえます。

写真好きはもちろん、ただのんびり歩くだけでも、しっかり癒される贅沢な時間。

これはもう…
「次は絶対この時期に来よう」って思わされるやつです(笑)

文京あじさいまつり 2026年6月6日(土)~6月14日(日)

⛩️ 参拝後記
白山神社でのひととき。
ここは不思議と心に深く残る、温かい場所でした。

あじさいの時期を外して訪れても、静寂の中に歴史の息遣いを感じて、一歩進むごとに心がすーっと軽くなっていくよう。
6月の華やかな『文京あじさいまつり』も楽しみですが、季節を問わず、それぞれの色を見せてくれるのが白山神社の奥ゆかしさですね。

気分を変えたい時に、お気に入りのカフェへ行くような感覚で訪れたい。
また明日から頑張れそうな、そんな力をくれる素敵な神社でした。

『次はあじさいの季節にね』と約束して、今日のお参りはおしまい。
2026.04.26 04:45 | comment(0)

三崎稲荷神社(みさきいなりじんじゃ)で御朱印をいただきました。

三崎稲荷神社(Instagram)」
所在地:東京都千代田区神田三崎町2-9-12
駐車場:なし
アクセス:JR総武線・中央線、都営三田線「水道橋駅」より徒歩約3分

水道橋駅のすぐそばに佇む「三崎稲荷神社」。
都会の喧騒の中にありながら、一歩足を踏み入れると背筋が伸びるような神聖な空気が漂っています。
今回は、この神社がなぜ「清めの稲荷」と呼ばれ、歴史の荒波をどう乗り越えてきたのか、その興味深いエピソードを紐解いてみましょう。

📝 参拝情報
境内への参拝は24時間可能です。
社務所受付時間:9:00 ~ 17:00
定休日:年中無休

🖌️ 御朱印の種類と初穂料
通常の御朱印に加えて、凝ったデザインの限定御朱印も人気です。
御朱印の種類
・通常御朱印
帳面に直接揮毫(直書き)していただけます。
・季節の限定御朱印
狐のお面をモチーフにした「切り絵御朱印」などが期間限定で頒布されることがあります(例:9月~11月の秋季限定など)。
初穂料
通常御朱印:500円程度
限定・切り絵御朱印:1,000円~1,500円程度(デザインにより異なります)
・オリジナル御朱印帳
神社の社殿や狐がデザインされたオリジナルの御朱印帳も用意されています。
受付時間:9:00~17:00
授与場所:境内入り口の鳥居をくぐって右手にある社務所にてご対応いただけます。


「直書きでいただいた御朱印」


「干支の大絵馬」
駆けるように、運気も上向きに。
そんな一年になりますように。


とっても素敵な「手水舎」
そっと手を清めて、心まで澄んでいくようなひととき。
静かな水音に癒されて、少しだけ優しい気持ちになれました。


「椿の生け花」
「清めの稲荷」として知られる三崎稲荷神社。
社務所の窓口に飾られた美しい生け花は、この神社の「おもてなしの心」を表しているかのよう。
小さな心遣いに、心の中に溜まっていたトゲトゲした気持ちまで、すーっと洗い流されていくみたい。
自分へのご褒美に、この彩りを写真に収めて持ち帰りたくなりました。


「社殿」
📜 ご由緒
三崎稲荷神社、実は、徳川将軍家や江戸の歴史と深く関わりのある、とっても格式高い神社なんです。
👉 始まりは平安時代!
創建は建久年間(1190〜99年)といわれ、古くは神田川の岸にある「三崎村」の鎮守(地域の守り神)として誕生しました。
かつてこの地が日比谷入江に突き出した「岬(みさき)」だったことが、名前の由来といわれています。

👉 三代将軍・徳川家光も認めた「清めの稲荷」
江戸時代、三代将軍・徳川家光公は、参勤交代で江戸に来る大名たちに

「三崎稲荷で心身を清めてから登城するように」

と勧めたそうです。
これ以来、諸大名は参拝を欠かさないようになり、いつしか「清めの稲荷」と呼ばれるようになりました。
現代でも「旅行安全」や「道中安全」の神様として信仰されているのは、この歴史があるからなんです。

👉 激動の歴史と4回の移転
江戸の町づくりとともに歩んできた神社でもあります。
・江戸城の外堀(神田川)の工事
・幕府の訓練施設「講武所」の設置
・明治時代の鉄道(現在のJR中央線)開通
など、時代の変化に合わせて計4回もの移転を経て、明治38年(1905年)に現在の場所に落ち着きました。

👉 お守りした「神応湯」の伝説
かつては「神応湯(しんおうとう)」という疱瘡(天然痘)に効くお薬を参拝者に授与しており、皮膚病の快癒にもご利益がある神社として江戸の人々に親しまれていました。

⛩️ 都会の空気を一変させる「朱塗りの社殿」
鳥居をくぐると、正面にどっしりと構えるのが朱塗りの美しい社殿です。
現在の建物は戦後に再建されたものですが、その鮮やかな色彩は周囲のビル群の中で際立ち、訪れる人の心を明るくしてくれます。

まずはここで、旅の安全や日々の無事を祈りましょう。
かつて参勤交代の大名たちが登城前に身を清めたという逸話に思いを馳せると、背筋がすっと伸びるような感覚になります。

🏮 歌舞伎の世界とも深い縁
江戸時代の文化とも関わりが深く、歌舞伎の有名な演目『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』に登場する悪役・仁木弾正(にっきだんじょう)のモデルとなった人物が、この神社の近くに住んでいたという説や、物語の舞台背景としての縁も語り継がれています。


「百度石(ひゃくどいし)」
🤔 そもそも「百度石」ってなに?
神社の入口や境内でよく見かけるこの石柱。
これは、同じ願いを何度も届ける「お百度参り」の起点となる大切な印なんです。
お百度参りとは、この百度石と拝殿の間を100回往復して祈願する習わしのこと。
三崎稲荷神社でも、古くから多くの人々がこの石を折り返し地点にして、切実な願いを神様に届けてきました。


「草鞋(わらじ)の像」
道中安全祈願の象徴として設置されています。

🌍 有名人たちの参拝エピソード
そんな歴史ある神社には、印象的なエピソードも残されています。
先ほど、ご由緒でも触れた「江戸時代の大名たち」が、参勤交代の登城前には参拝に訪れましたが、明治政府の最高首脳の一人・「大隈重信」(第8・17代内閣総理大臣)も、海外へ渡る際に参拝し、旅の無事を祈願したと伝えられています。

さらに、南極探検の際には、隊員たちのベストにこの神社のお守りを縫い付けて出発したというお話もあるそうです。

江戸時代の大名から近代の偉人、そして探検隊まで――
さまざまな人々の「旅の安全」を見守ってきた三崎稲荷神社。

今もなお、

「新しい一歩を踏み出す人をそっと支えてくれる」

そんなあたたかい場所に感じられました。

⛩️ 参拝後記
水道橋という交通の要所に鎮座し、江戸の武士たちが旅の無事を祈り、身を清めた歴史が今も息づく三崎稲荷神社。
現代の私たちにとっても、出張や旅行の前にふらりと立ち寄り、気持ちをリセットするのにぴったりの場所です。
次回の参拝では、線路のすぐ脇で歴史を見守り続けてきた社殿の佇まいに、ぜひ注目してみてくださいね。
2026.04.03 16:02 | comment(0)

牛天神 北野神社(うしてんじん きたのじんじゃ)で御朱印を頂きました。

北野神社
所在地:東京都文京区春日1-5-2
駐車場:なし
アクセス:地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園駅」より徒歩約10分、地下鉄三田線・大江戸線「春日駅」より徒歩約10分、JR中央線・地下鉄東西線・南北線・大江戸線・有楽町線「飯田橋駅」より徒歩約10分

文京区にある「牛天神 北野神社」へ参拝してきました。
学問の神様・菅原道真公を祀る、知る人ぞ知るパワースポットなのですが……。
たどり着くまでに、現代人ならではの「落とし穴」にハマってしまったので聞いてください。

📝 参拝情報
参拝時間:24時間可能ですが、拝殿の開扉は9:00~17:00です。
授与所受付(お守り・お札):9:00~17:00

🖌️ 御朱印の種類と初穂料
月替わりや行事ごとの豊富な「限定御朱印」で非常に人気が高い神社です。
御朱印の種類
・通常御朱印
通年授与される「牛天神」の御朱印や、干支が描かれたものがあります。
・月替わりや記念御朱印
毎月デザインが変わるほか、「昭和の日」「平成の日」「令和の日」といった特定の記念日に合わせた限定デザインが頒布されます。
・兼務社の御朱印
出世稲荷神社など、周辺の兼務社の御朱印もこちらで受けることができます。
初穂料:一般的な御朱印は500円ですが、デザインや形式(見開き等)によって異なる場合があります。
基本的には御朱印帳への「直書き」でのご対応です。
授与場所:境内左手の社務所にてご対応いただけます。
受付時間:9:00~16:00
御朱印の受付終了は授与所閉所より1時間早いのでご注意ください


直書きでいただいた御朱印。
今日はポカポカあったかくて、境内の桜は満開で
「春がきたんだなぁ~」と実感しました。


神社北側の「牛坂」
🗺️ スマホの地図が指し示した「過酷なルート」
後楽園駅からスマホのマップを片手に出発。
「よし、こっちだな」と案内されるがままに進むと、目の前に現れたのは……「牛坂」。
名前は可愛いですが、実態はかなりの急勾配!

「学問の神様に会うには、この試練を乗り越えねばならぬのか……」
と、息を切らしながら一歩一歩登りきりました。


「北野神社境内」
🌸 静かに寄り添う神社
大きな神社ではありませんが、その分どこか落ち着いた空気が流れていて、
👉 そっと願いを託したくなるような場所。

派手さはないけれど、やさしく寄り添ってくれるような神社です。


ご神木「木斛(もっこく)」
樹齢は100年を超えるそうです。


「手水舎」
すごく趣のある手水舎!
平成14年に「菅原道真公昇神1100年」を記念して奉納されたそうです。


「撫で牛(石牛)」さんの像
いうまでもありませんが‥‥
・頭を撫でると頭が良くなる
・悪いところを撫でると良くなる
といわれています。
そのため、受験生や参拝者がやさしく撫でていく姿がとても印象的です。

全国各地の天満宮にある「撫で牛」の風習ですが、ここ牛天神 北野神社は
「なで牛の発祥の地」とも言われています。


🐄「ねがい牛(撫で岩)」
ねがい牛には、創建のきっかけとなった源頼朝にまつわる不思議な伝説があります。
👉 源頼朝の夢とお告げ
元暦元年(1184年)源頼朝が東国平定(奥州征伐とも)の途中にこの地を訪れ、境内の大きな岩に腰掛けて休息をとっていました。
その際、頼朝の夢に牛に乗った菅原道真公(天神様)が現れ、

「汝に二つの喜びがある。願いが叶ったら社を建てて祀るように」
とお告げを残しました。

その後、実際に頼朝には二つの吉事が舞い込みました。
・嫡男(源頼家)の誕生(1182年/寿永元年)
・戦(東国平定)の勝利と支配権の確立(1183年/寿永2年)

この御利益に感謝した頼朝が、太宰府天満宮から御分霊を勧請して社殿を建立したのが「牛天神」の始まりで、頼朝が夢でお告げを受けた時に腰掛けていた牛の形の岩こそが、現在の「ねがい牛(撫で岩)」です。


「おみくじ掛け」
牛さんのシルエットが浮かび上がるようになってます。
おみくじは境内の梅の木には結ばないようにね!


境内社「太田神社・高木神社」
💫 牛天神の奥で、そっと息づく神さまたち
境内を歩いていると、少しだけ空気が変わる場所があります。
静かで、でもどこかあたたかい気配のする一角。
そこに佇むのが、太田神社と高木神社です。

祀られているのは、

「舞いと芸の神・天鈿女命」
「道をひらく猿田彦命」
「実りをもたらす宇迦御魂命」

夫婦の神さまと、暮らしを支える神さまが、穏やかに寄り添うように鎮まっています。

👉「貧乏神」だった神さまの、不思議な転機
ここには少し不思議な由来があります。

もともとは、黒闇天女という神さまが祀られていました。
弁財天の姉ともいわれ、「貧乏神」と呼ばれていた存在。

けれど江戸のある出来事をきっかけに、
“貧しさを追い払い、福を呼び込む場所”として人々の信仰を集めるようになります。

不運を遠ざける場所が、いつしか希望を呼ぶ場所へ。
その変化が、なんだか人の祈りそのものみたいで、少し胸に残ります。

👉 芸に生きる人たちが集った場所
かつてこの場所は、とても賑やかだったそうです。

祭りの日には、夜明け前から人が訪れ、夜遅くまで灯りが絶えない。
そんな光景が、関東大震災の頃まで続いていました。

芸能の神として知られ、歌舞伎役者や舞台に立つ人々が足しげく通い、名のある役者たちもここで手を合わせたといいます。

舞台の裏にある、祈りの時間。
その静かな瞬間が、この場所には今も残っている気がします。

ふと立ち寄るだけでも、どこか心が整うような場所。
賑わいの記憶と、静けさが重なり合うこの社で、少しだけ立ち止まってみるのもいいかもしれません。


「本殿」
地元では「牛天神さん」と親しまれている「牛天神 北野神社」は、元暦元年(1184年)に、源頼朝によって創建された歴史ある古社です。
江戸時代には有名な浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景」で、唯一の雪景色を描いた名作(1831~1833年頃)「礫川 雪ノ旦(こいしかわ ゆきのあした)」を描いた地が、この神社の境内にあった茶屋ではないか、と考えられています。


「富嶽三十六景・礫川 雪ノ旦」


境内の「桜」
江戸時代に、「水戸黄門」でおなじみの常陸水戸藩主・徳川光圀公から奉納された桜の木だそうです。
当初は5本奉納されたそうですが、この一本の木だけが枯れずに残っているそうです。
境内に彩を与えてくれる貴重な桜の木です。

「水戸黄門」といえば、やっぱり光圀のことを思い浮かべる方が多いですよね。
でも実は、歴代の水戸藩主の中には、光圀のほかにも頼房、綱條、治保、斉脩、斉昭、慶篤といった、中納言・権中納言に任じられた方々がいらっしゃるんです。

なので、「水戸黄門」と呼べる方は、光圀だけではなくて、全部で7人もいらしたことになるんですよ。
ちょっと意外で面白いですよね。

💡 ポイント!
「黄門(こうもん)」というのは、もともと役職の呼び名なんです。
平安時代の官職である「中納言(ちゅうなごん)」の別名で、「黄門侍郎(こうもんじろう)」と呼ばれていたことから、略して「黄門」と言うようになりました。

つまり「水戸黄門」というのは、
👉 水戸藩主で中納言に任じられた人物
という意味になるんですね。

🌸 ご褒美は「満開の桜」!
あの急坂を登った苦労も、境内に足を踏み入れた瞬間に吹き飛びました。
今、境内は桜が満開!
青空に映える淡いピンクの花びらが風に舞って、まさに春爛漫。
「撫でれば願いが叶う」という有名なねがい牛(撫で岩)も、心なしか嬉しそうに見えました。


衝撃の事実!「階段」があったんかーい!
なんとか境内に到着し、無事にお参りを済ませてスッキリした帰り道。
ふと坂の下を見下ろすと……。

「……ん? あの階段、どこに続いてるの?」

なんと、坂の下から境内へ直結する階段があるじゃないですか!
スマホのルート案内を忠実に守りすぎて、最短ルートの階段を完全に見落とし、わざわざ急坂を大回りして登っていたんです(笑)。
これから行く方は、ぜひ視線をスマホから上げて「階段」を探してみてくださいね。


「牛坂の下にある神社入口」
坂の下にあった境内へ直通の階段…………
マップに集中しすぎて気づかんかった💦

⛩️ 参拝後記
道真公も、必死に坂を登ってくる私の姿を見て「真面目なやつじゃのう」と苦笑いしていたかもしれません。
失敗も含めて、とても記憶に残る参拝になりました。
みなさんも、地図を見すぎず、五感(と階段)を信じて、素敵な春の散歩を楽しんでみてください!
2026.04.02 02:33 | comment(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21
+-Profile-+
プロフ

関東を中心に御朱印巡りをしている夫婦です。
実際に参拝した神社やお寺の御朱印、アクセス、混雑状況をリアルに紹介しています。

insta
+-記事検索-+
+-お知らせ-+
リニューアル完了しました。
+-最新記事-+
+-最近のコメント-+
+-カテゴリー-+